問題点一覧などの表で状態が完了した時に、その行の色を変更したい場合があります。
完了した項目は、グレーアウトすることで未完了の問題を明確にできます。
ここでは、Excel 2016の条件付き書式を使って、特定の文字が入っている行に色を付ける方法を紹介します。
プルダウンリストの表を作る
説明のために上記の「問題点一覧」を作成しました。
「状態」欄は、文字列を統一するため、プルダウンリストにしています。
プルダウンリスト作成方法については、以下の記事を参照願います。
条件付き書式を設定する
「新しいルール」を選択
①No.1の行をドラッグし、アクティブにします。
②「ホーム」タブをクリックします。
③「条件付き書式」をクリックします。
④「新しいルール(N)」をクリックします。
「ルールの種類」の選択
「ルールの種類を選択してください(S)」の中から「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
ルールの内容を編集
①「次の数式を満たす場合に値を書式設定(O)」に「=$C4=”完了”」と入力します。
「状態」を入力するセルはC4セルからC7セルです。まずは、C4セルに書式設定します。
C4の書式は後でコピーします。C列は変わらないので「$」を付け、行は可変ですので「$」は付けません。
今回は、C4セルが「完了」となった場合に書式変更しますので、「=”完了”」とします。
②「書式(F)」をクリックします。
書式の選択
①今回は、「完了」入力時、グレーアウトしますので「塗りつぶし」タブをクリックします。
②グレーを選択します。
③「OK」をクリックします。
設定確認
C4セルのプルダウンリストから完了を選択するとNo.1の行がグレーアウトします。
条件式書式のコピー
コピー範囲の設定
①No.1の行を選択し、コピーします。
②No.2以降の行を選択します。
形式を選択して貼り付ける
①「貼り付け」の下の矢印をクリックします。
②「形式を選択して貼り付け(s)」をクリックします。
書式を選択
①「書式」をクリックします。
②「OK」をクリックします。
確認
C6セルのプルダウンリストから「完了」を選択すると行がグレーアウトします。
まとめ
Excelの条件付き書式を使えば、特定の文字が入っている行に色を付けることができます。
また、フォントや罫線の変更も可能です。
条件付き書式を使って、効率良い作業をめざしましょう。