Excelには強力なグラフ機能が備わっており、データの視覚化や分析に役立ちます。以下にExcelの主要なグラフ機能をいくつか説明します。
１．チャートの作成: データをグラフ化するためには、まずチャートを作成する必要があります。データの範囲を選択し、”挿入”タブから適切なグラフの種類を選択します。例えば、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどがあります。
２．データ範囲の選択: チャートを作成する際に、データの範囲を指定する必要があります。範囲は通常、データが格納されているセルの範囲を指定します。データ範囲を選択する際には、データの見出しや軸ラベルも含めることができます。
３．データ系列の追加: チャートには複数のデータ系列を含めることができます。データ系列は、グラフに表示されるデータのセットを表します。例えば、売上データと利益データの両方を同じグラフに表示することができます。
４．ラベルの追加: グラフにはタイトル、軸ラベル、凡例などのラベルを追加することができます。これにより、グラフの内容や意図を明確にすることができます。
５．デザインのカスタマイズ: Excelのグラフでは、グラフのデザインや書式をカスタマイズすることができます。グラフのスタイル、色、線の種類、軸の範囲などを調整することができます。
６．グラフの種類の変更: チャートを作成した後でも、グラフの種類を変更することができます。例えば、棒グラフから折れ線グラフに変更することも可能です。
７．動的なグラフの作成: Excelでは、データが変更された際に自動的にグラフが更新されるよう設定することができます。これにより、リアルタイムでのデータの変化を視覚化することができます。
ここでは、グラフ機能の基本的な使い方を解説します。
グラフの基本的な作り方
エクセルのグラフ機能は、表のデータを選択することにより、簡単にグラフを作成することができます。
エクセルのグラフにしたい対象データを見出しも含めて選択します。
「挿入」タブをクリックし、「おすすめグラフ」をクリックします。
「おすすめグラフ」タブ、または「すべてのグラフ」タブからグラフを選択し、OKをクリックします。
グラフが作成されます。
グラフをクリックするとグラフの横にボタンが表示されます。
ここからタイトルや凡例の表示、色などグラフの書式を設定できます。
グラフタイトルを設定する
[+]をクリックし、「グラフタイトル」をチェックするとタイトルが表示されます。
▶をクリックして表示したい位置を「グラフの上」または「グラフを中央揃えで重ねて配置」に変更できます。
また、「その他のオプション」をクリックすると、タイトルの書式を変更できます。
タイトルを表示する
「グラフタイトル」を右クリックして「テキストの編集」を選択します。
編集モードになるので、タイトルを入力します。
ここでは「売上表」を入力しました。
表の一部だけをグラフ化する
エクセルのグラフでは、データの重要な部分や、見せたい部分だけをグラフ化することができます。
①項目名になる範囲を選択します。
②グラフにしたいデータ範囲をCtrlキーを押しながらドラッグします。
③「挿入」タブをクリックします。
④「縦棒/横棒グラフの挿入」をクリックします。
⑤「集合縦棒」をクリックします。
⑥グラフが作成されます。
まとめ
Excelの「棒」、「折れ線」、「円」、「面」の4種類のグラフでほぼすべてのビジネス用途にまかなえます。
まずは、この基本の４種類のグラフを使いこなせることをめざしましょう。