IT開発には、欠かせないソフトであるTera Term(テラターム)。
Tera Termのインストール方法について解説します。
Tera Termとは
Tera Termは、Windows環境で使用できるオープンソースのターミナルエミュレータです。Tera Termは、リモートコンピュータやネットワークデバイスに対してシリアル接続やTelnet、SSHなどのプロトコルを使用してアクセスするためのインタフェースを提供します。
Tera Termの主な機能と利点は次のとおりです。
1.ターミナルエミュレーション: Tera Termは、各種のターミナルエミュレーション機能を備えています。主な機能には、VT100、VT102、VT220、ANSI、XTERMなどのターミナルタイプのエミュレーションが含まれます。これにより、さまざまなリモートデバイスやコンピュータに対して、テキストベースのインタフェースを通じてアクセスすることができます。
2.プロトコルサポート: Tera Termは、シリアル接続、Telnet、SSH、rloginなどのプロトコルをサポートしています。これにより、異なるタイプのデバイスやリモートサーバに対して、セキュアな接続を確立して操作することができます。
3.ファイル転送: Tera Termは、XMODEM、YMODEM、ZMODEMなどのファイル転送プロトコルをサポートしています。これにより、リモートデバイスやサーバとの間でファイルの送受信を行うことができます。
4.マクロとスクリプト: Tera Termでは、マクロやスクリプトを使用して自動化や繰り返しタスクの実行が可能です。マクロ言語としては、Tera Termマクロ言語(TTL)が使用されます。
5.カスタマイズ可能なインタフェース: Tera Termのインタフェースは、使用者の好みに合わせてカスタマイズすることができます。フォント、カラースキーム、キーマッピング、ツールバーなど、さまざまなオプションを調整することができます。
Tera Termは、ネットワーク管理、システム管理、デバイスコンフィギュレーションなど、さまざまなシナリオで使用されます。特に、ネットワークエンジニア、システム管理者、プログラマーなどの技術者にとって、リモートデバイスへのアクセスには必須のツールです。
Tera Termのインストール方法
(1)以下のリンクをクリックします。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/(2)ダウンロードパッケージ一覧から最新のexeをクリックします。
(3)「実行」をクリックします。
(4)「セットアップに使用する言語の選択」画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
(5)「使用許諾契約書の同意」画面が表示されるので、「同意する」にチェックし、「次へ」をクリックします。
(6)「インストール先の指定」画面が表示されるので、インストール先を変更したい場合は指定し、「次へ」をクリックします。
(7)「コンポーネントの選択」画面では、インストールする機能を選択できますが、デフォルトでもかまいません。
機能をチェックし、「次へ」をクリックします。
(8)「言語の選択」画面では、「日本語」を選択し、「次へ」をクリックします。
(9)「プログラムグループの指定」画面では、「次へ」をクリックします。
(10)「追加タスクの選択」画面では、インストール時に実行しておきたい内容を選択して、「次へ」をクリックします。
Tera Termマクロを利用したい場合は、「.ttlファイルをttpmacro.exeに関連付ける」にチェックを入れておくと、作成したマクロファイルをダブルクリックするだけで呼び出せるようになります。
(11)「インストール準備完了」画面では、今まで選択した内容が表示されますので、「インストール」をクリックします。
(12)「完了」をクリックします。