Excelの条件付き書式を使って特定の文字が入っている行に色を付ける方法

20200701-1-1 プログラミング

問題点一覧などの表で状態が完了した時に、その行の色を変更したい場合があります。
完了した項目は、グレーアウトすることで未完了の問題を明確にできます。

ここでは、Excel 2016の条件付き書式を使って、特定の文字が入っている行に色を付ける方法を紹介します。


プルダウンリストの表を作る

Excelプルダウンリストの表を作る

説明のために上記の「問題点一覧」を作成しました。
状態」欄は、文字列を統一するため、プルダウンリストにしています。
プルダウンリスト作成方法については、以下の記事を参照願います。



条件付き書式を設定する

「新しいルール」を選択

Excel新しいルールを作る

①No.1の行をドラッグし、アクティブにします。
②「ホーム」タブをクリックします。
③「条件付き書式」をクリックします。
④「新しいルール(N)」をクリックします。



「ルールの種類」の選択

Excelルールの種類の選択

ルールの種類を選択してください(S)」の中から「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。



ルールの内容を編集

Excelルールの内容を編集

①「次の数式を満たす場合に値を書式設定(O)」に「=$C4=”完了”」と入力します。
 「状態」を入力するセルはC4セルからC7セルです。まずは、C4セルに書式設定します。
 C4の書式は後でコピーします。C列は変わらないので「$」を付け、行は可変ですので「$」は付けません。
 今回は、C4セルが「完了」となった場合に書式変更しますので、「=”完了”」とします。

②「書式(F)」をクリックします。



書式の選択

Excel書式の選択

①今回は、「完了」入力時、グレーアウトしますので「塗りつぶし」タブをクリックします。
②グレーを選択します。
③「OK」をクリックします。



設定確認

Excel設定確認

C4セルのプルダウンリストから完了を選択するとNo.1の行がグレーアウトします。



条件式書式のコピー

コピー範囲の設定

Excelコピー範囲の設定

①No.1の行を選択し、コピーします。
②No.2以降の行を選択します。



形式を選択して貼り付ける

Excel形式を選択して貼り付ける

①「貼り付け」の下の矢印をクリックします。
②「形式を選択して貼り付け(s)」をクリックします。



書式を選択

Excel書式を選択

①「書式」をクリックします。
②「OK」をクリックします。



確認

Excel確認

C6セルのプルダウンリストから「完了」を選択すると行がグレーアウトします。



まとめ

Excelの条件付き書式を使えば、特定の文字が入っている行に色を付けることができます。
また、フォントや罫線の変更も可能です。
条件付き書式を使って、効率良い作業をめざしましょう。