無料で使えるキーワード選定ツールのラッコキーワードの使い方が、わからないわ?
それでは、ラッコキーワードの使い方を解説します。
ラッコキーワードとは
「ラッコキーワード」は、1つのキーワードに対して派生する関連(サジェスト)キーワードを取得でき、無料で使用できるキーワード選定ツールです。
検索欄にキーワードを入力すると、そのキーワードに沿ったサジェストキーワードが出力されます。
サジェストキーワードとは
サジェストキーワードとは、Googleなどの検索窓にキーワードを入力したときに自動的に表示される検索候補のことです。
例えば、「キーワード」と入力すると、検索候補に以下のように表示されます。
フリープランでできること
「ラッコキーワード」には、フリープランと有料プランがあります。
ユーザー登録すると、フリープランでは以下の制限内で使用できます。
ユーザー登録しないでも使用できますが、1日あたり5回(IP単位)までに使用制限されます。(0時リセット)
- 見出し抽出/共起語取得/関連ハッシュタグ 合計15回/日
- AIによる提案 合計10回/日
- 獲得キーワード調査 合計50回/日・出力上限: 20・フィルタ/ソート機能不可
- 各種キーワード調査 合計50回/日
- 上記とは別に無料機能全般のご利用 合計125回/日(IP単位)
有料プランの概要
有料プランでは、より便利な独自の機能を利用できます。
有料プラン料金一覧(月払い)
有料プランでしか使用できない機能もありますので、1月試して見るのもいいですね。
ユーザー登録
(1)「ラッコキーワード」にアクセスします。
(2)「新規登録」をクリックします。
(3)①に登録するメールアドレスを入力し、②でラッコID利用規約を読んだ後、「ラッコID利用規約に同意する」にチェック後、③「登録」をクリックします。
(4)以下メッセージが表示されますので、受信したメール内の認証URLをクリックします。
(5)受信したメール内の認証URLをクリックすると、以下の画面が表示されますので、「ラッコIDに登録する」をクリックします。
(6)「登録完了(ラッコキーワード)」メールが送信され、メール内にラッコID、メールアドレス、パスワードが通知されます。
ラッコキーワードの使い方
ログイン
(1)「ラッコキーワード」にアクセスします。
「ログイン」をクリックします。
(2)①メールアドレス、②パスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。
サジェストキーワードの抽出方法
(1)ラッコキーワードのトップページから、①に調べたいキーワードを入力します。
②のプルダウンから機能を選択できますが、今回は、サジェストキーワードの抽出なのでデフォルトの「サジェスト(Google)」のままとします。
③をクリックします。
結果画面の見方
HITキーワード数
一番上の方に赤字で表示されている数値①は、取得できたサジェストキーワードの総数です。
検索対象の検索エンジン
HITキーワード数の下のボタンは、検索対象の検索エンジンです。
ボタンを押すことで、対象の検索エンジンが変更され、結果も更新されます。
再検索
(1)キーワード横のマークで再検索ができます。たとえば、下記①ボタンをクリックすると、「ラッコキーワード 有料」という2つのキーワードに対するサジェストキーワードを再検索します。
(2)以下が再検索結果です。「ラッコキーワード 有料」に加え、「使い方」などのサジェストキーワードが追加されています。
Google検索結果のリンク
(1)①のキーワードや②のマークをクリックすると、Googleでの検索結果が表示されます。
(2)以下が検索結果です。
コピー・CSVダウンロード
①をクリックすると、現在表示されている全てのキーワードをクリップボードにコピーします。
②をクリックすると、現在表示されている全てのキーワードをCSV形式でダウンロードします。
記事タイトルの提案
(1)「記事タイトルの提案」をクリックすると、キーワードの検索ニーズに基づいて、①にAIが記事タイトル案を提案します。
(2)フリープランでは、提案出力件数が5件です。有料プランでは、より多くの利用が可能です。
関連する疑問の提案
「関連する疑問の提案」をクリックすると、キーワードの検索ニーズに基づいて、①にAIが検索キーワードに関連する疑問を提案します。
フリープラン、有料プランでの出力数や利用回数は「記事タイトルの提案」の場合と同じです。
関連ワードの提案
「関連ワードの提案」をクリックすると、キーワードの検索ニーズに基づいて、①にAIが検索キーワードに関連する単語を提案します。
フリープラン、有料プランでの出力数や利用回数は「記事タイトルの提案」の場合と同じです。
サジェストプラス
左側メニューのオレンジの星印は、有料プランの機能です。
「サジェストプラス」をクリックすると、より多くのサジェストキーワードを取得できるようです。
他のキーワード/質問β
これも有料プランの機能です。
「他のキーワード/質問β」をクリックすると、検索したユーザーが次に検索するであろうとGoogleが推測した情報を抽出するようです。
周辺語・連想語
「周辺語・連想語」をクリックすると、周辺語と連想語を表示します(キーワードは「ラッコ」に変更しております)。
周辺語:週2回更新される最新の単語を含む辞書データとwikipediaの記事情報を基に機械学習を行い、関連性が高いと判断された単語を順に最大50件表示しています。
連想語:wikipedia記事(キーワード)から、関連度の高い順にの最大50件表示しています。
類語・同義語
「類語・同義語」をクリックすると、類語と同義語を表示します。
獲得キーワード調査
(1)「獲得キーワード調査」をクリックすると、競合サイト/自サイトのGoogleランクインキーワードを調査できます。
①に自サイトまたは競合サイトのドメインやURLを入力します。
②は、後述しますが、有料プランのみ変更可能です。
③「検索」をクリックします。
結果画面の見方
推定アクセス数・100位以内のランクインキーワード数・キーワードの検索順位分布グラフ
対象サイトのGoogle検索からの月間推定アクセス数、100位以内にランクインしているキーワードの数とその順位分布を表しています
検索ボックス
(1)①の検索ボックスで別のドメインやURLを指定し、再検索できます。
(2)上図②の「ドメイン一致」メニューをクリックすると、下図の検索マッチタイプを選ぶことができますが、マッチタイプ機能は有料のライトプランからしか利用できません。
(3)④の「大規模サイトを調査する」ボタンから、Yahoo!知恵袋やAmazonなどの大規模サイトのドメインをワンクリック入力することができます。
フィルター、ソート
抽出したキーワードに①でフィルター(絞り込み表示)をかけることができますが、有料のライトプランからしか利用できません。
また、②でソートもできますが、これも有料のライトプランからしか利用できません。
HIT数、ランクインキーワード
①の「HIT数」は、Google検索100位以内にランクインしているキーワード数が表示されます。
②に検索ドメイン名がランクインしているキーワードが表示されます。
表示順は検索順位と月間検索数から算出される、「推定検索流入数」が多い順に表示されます。
深堀調査:その他機能/外部サイト
「ランクインキーワード」の左の①をクリックすると、対象の行のキーワードに対して、獲得キーワード調査以外の機能での調査や、外部サイトでの直接検索メニューが表示され、より多角的な調査が可能です。
キーワードデータ
月間検索数・検索順位・推定流入数・CPC・競合性・URLが表示されます。
月間検索数
最新の月間検索数が表示されます。月間でどれだけGoogleで検索されるかを示しています。(年平均)
検索数が多いキーワードほど、SEOで上位表示した際に得られるトラフィックが多くなりますが、その分難易度も高い傾向があります。
検索順位
Google検索結果における検索順位が表示されます。
順位が高いほど検索結果でのクリック率が高まり、検索流入が増える傾向があります。
推定流入数
月間検索数と検索順位から想定される月間の推定流入数が表示されます。
凡そその検索順位である場合に見込まれるクリック率を基に計算されています。キーワードにより実際のクリック率は異なるため、目安として考えて下さい。
CPC($)
最新のGoogle検索広告におけるページ上部掲載単価(高額帯)が表示されます。
高いほど広告価値の高いキーワードということになり、SEOで上位表示した際に高い収益性が得られる可能性があります。
競合性
最新のGoogle検索広告における競合性が表示されます。(0~100)
高いほど広告主が争っている収益性の高いキーワードとなり、SEOで上位表示した際に高い収益性が得られる可能性があります
URL
検索順位を獲得している、ランクインURLです。
コピー、CSVダウンロード
①で現在表示されている全てのキーワードを重複を除いてクリップボードにコピーします。
②で現在表示されている全てのキーワードを重複を除いてCSV形式でダウンロードします。
フリープランと有料プランの違い
フリープランでは、「キーワード出力数」が20件、「利用回数」は50回/日です。
「フィルタ/ソート機能」と「マッチタイプ機能」は、有料のライトプランからしか利用できません。
見出し抽出(上位20サイト)
「見出し抽出(上位20サイト)」をクリックすると、検索されたキーワードにおけるGoogle検索の上位20サイトの見出しタグや構成を抽出します。
また、平均文字数や見出し数をみることもできますので、競合サイトのコンテンツボリュームを把握する目的でも使用することができます。
結果画面の見方
「見出し抽出(上位20サイト)」をクリックすると、以下の画面が表示されます。
①平均見出し数・平均文字数
検索結果上位20サイトの平均見出し数と平均文字数が表示されます。平均文字数の後ろの()内の数値は、文字数の下限~上限を表しています。
②抽出する見出しタグの絞り込み
抽出結果に表示する見出しの大きさを選択することができます(H1~H6)。
③見出し数・文字数が少ない記事の除外
③のそれぞれにチェックを入れると、「見出し数5件未満」または「文字数1000未満」の記事を、平均値集計やCSVダウンロードの内容から除外します。
④CSVダウンロード
検索結果のCSVダウンロードが可能です。
⑤ソート
検索順位、タイトル/URL、見出し数、文字数で並び替えることができます。
⑥見出し詳細
⑥の下矢印マークをクリックすると、下図の⑨のように記事の詳細な見出し構成を確認することができます。各見出しの⑩をクリックすると、その見出し位置のページが開きます。
⑦個別除外
⑦にチェックを入れると、平均値集計やCSVダウンロードの内容から除外されます。
⑧獲得キーワード調査
⑧をクリックすると、このURLの「獲得キーワード調査」を実行します。
共起語(上位20サイト)
共起語とは、「キーワードと一緒に使われやすいワード」のことです。
ある特定のキーワードが出現した時に一緒に利用されるキーワードのことを指します。
「共起語(上位20サイト)」をクリックすると、以下が表示されます。
共起語集計データ
①は集計データです。
共起回数ページ全体:検索上位20位までのページ中の共起語の出現回数
共起回数タイトル:検索上位20位までのページのタイトル中の共起語の出現回数
共起回数見出し:検索上位20位までのページの見出し中の共起語の出現回数
出現サイト数ページ全体:検索上位20位までのページで共起語が含まれているサイトの数
出現サイト数見出し:検索上位20位までのページで見出しに共起語が含まれているサイトの数
単語ごとの結果
②をクリックすると、単語ごとの共起語集計データが表示されます。
コピー・CSVダウンロード
③でクリップボードにコピーとCSV形式でダウンロードができます。
月間検索数の取得
「月間検索数の取得」をクリックすると、Googleキーワードプランナーの「月間検索数 / CPC / 競合性」のリアルタイム情報を取得します。
キーワード一覧
キーワード
①の「キーワード一覧」タブをクリックします。
②の「キーワード」をクリックし、③にキーワードを入力します。複数キーワードを入力する場合は、改行または半角スペースを入力します。
④の「確定」をクリックします。
月間検索数
①の「月間検索数」をクリックし、表示する「月間検索数」を指定できます。
②から月間検索数を選択すると、表示する「月間検索数」を指定できます。
または、③に表示する月間検索数を入力し、④の「確定」をクリックすると、指定された「月間検索数」を表示します。
CPC
CPCとは、広告リンクやバナーを1クリックされるごとにかかる費用のことで、WEB広告にかかるコストを示す指標のひとつです。略さずに書くとCost Per Click、日本語では「クリック単価」とも呼ばれます。
①の「CPC」をクリックし、表示する「CPC」を指定できます。
②で表示する「CPC」を選択すると、表示する「CPC」を指定できます。
または、③に表示するCPCを入力し、④の「確定」をクリックすると、指定された「CPC」を表示します。
競合性
競合性とは、Google検索広告の競合性(0~100)です。
高いほど広告入札の競争率が高いです。
①の「競合性」をクリックし、表示する「競合性」を指定できます。
②で表示する「競合性」を選択すると、表示する「競合性」を指定できます。
または、③に表示する競合性を入力し、④の「確定」をクリックすると、指定された「競合性」を表示します。
合計グラフ
「合計グラフ」タブをクリックすると、データ取得対象のキーワードの合計月間検索数(年間平均)における、過去1年間の推移情報を見ることができます。
対象キーワード群の季節性を把握しやすく、これらの情報を基に季節ごとの見込み検索流入数などを計算することができます。
関連ハッシュタグ
「関連ハッシュタグ」をクリックすると、検索キーワードに関連性のあるハッシュタグを検索します(Instagram / TikTok / Twitter / YouTube)。
出現数の多いものはSNS全体で使用頻度が高い注目度の高いハッシュタグです。
結果画面の見方
結果画面は以下です。内容を順に説明します。
①HITしたハッシュタグ数
関連ハッシュタグ取得ツールで取得できたハッシュタグの総数です。
②SNSタブ
SNSごとにハッシュタグを確認することができます。
③キーワードコピー・CSV
現在表示されている全てのハッシュタグを一括でクリップボードにコピーします。
また、CSV形式でダウンロードします。
④深掘調査:再検索
対象の行のキーワードに対して、関連ハッシュタグ取得ツールで再検索を行うボタンです。
⑤深堀調査:その他機能/外部サイト
対象の行のキーワードに対して、関連ハッシュタグ取得ツール以外の機能での調査や、外部サイトでの直接検索メニューが表示されます。
⑥SNSでハッシュタグ検索
アイコンをクリックすると、各SNSのページに飛んでハッシュタグが付いた投稿を確認できます。
⑦ハッシュタグ
「全て」タブは、「出現数」(該当サービス数)の多い順に表示されています。
キーワードをクリックすると、Googleの検索結果に飛びます。
Instagram投稿数やTikTok再生数は、一部の取得できた値のみ表示しています。
⑧ハッシュタグコピー・選択解除
ハッシュタグを使用するために、選択し、クリップボードへのコピ-ができます。
①でコピーするハッシュタグを選択します。
②で選択したハッシュタグをコピーします。下の画面の例では、以下がコピーされます。
#ラッコキーワード #キーワード選定
③で選択の解除ができます。
⑨出現数
同じハッシュタグが出現したSNSの数を表します(最大4)。
多いほど、幅広いSNSで使用されているハッシュタグです。
Q&Aサイト(知恵袋など)
「Q&Aサイト(知恵袋など)」をクリックすると、検索キーワードに基づいたQ&Aを高速(1秒程度)に収集します。
ニュース・話題の記事
「ニュース・話題の記事」をクリックすると、検索キーワードに基づいたニュース/話題の記事を高速(1秒程度)に収集します。
Googleトレンド
「Googleトレンド」をクリックすると、Googleの「Googleトレンド」を大まかに見ることができます。
フル機能を使用されたい場合は本家でご検索ください。過去12カ月、過去5年の推移グラフ、関連トピック・関連キーワード、小区域別のインタレストといった情報を表示します。